シンポジウム2016プログラム



法人化第2回 (通算第9回 Since 2007)

飼料用米を活かす日本型循環畜産推進交流集会

〜 飼料用米普及のためのンポジウム 2016 〜


シンポジウムプログラム(式次第)


会  場 東京大学 農学部(弥生キャンパス)

        東京都文京区弥生一丁目1番1号(最寄駅 地下鉄南北線東大前)


開催日時 2016年(平成28年)3月11日(金) 10:00〜17:00


第1部  日本の食料政策と今後の課題       (農学1号館 2,3階 8番教室)

商品展示場、試食、(休憩)             (農学1号館 3階 農経会議室)


第2部 耕畜消の連携で飼料用米の普及を図ろう   (農学1号館2,3階8番教室)

閉会


懇親会 (農学3号館 地下  東京大学消費生活協同組合 17:30 19:00終了


プログラム(敬称略)


総合司会進行 若狹 良治(理事・事務局長)


開会挨拶            一般社団法人日本飼料用米振興協会 理事長 海老澤 惠子

(中野区消費者団体連絡会 副会長


連帯挨拶             日本生活協同組合連合会 総合運営本部 本部長 大本隆史



第1部 日本の食料政策と今後の課題


基調講演 「我が国の食料政策について」       農林水産省生産局 局長 今城 健晴

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基調講演 「飼料用米の生産拡大にむけて〜米に関するJAグループの取り組み〜」

全国農業協同組合連合会 営農販売企画部 課長 遠藤 雄士

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特別講演 「畜産の明日を担う飼料用米という農業革命」

東京農業大学農学部畜産学科 畜産マネジメント研究室 准教授 信岡 誠治

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事例研究報告 「豚への粉砕籾米の給与効果について」

東京農業大学農学部畜産学科 学生 武田 昌之、久間倉 未奈

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事例報告 「籾米サイレージ(SGS)生産と利用体系の確立に向けた取り組みについて」

(熊本県) 熊本県農業研究センター 畜産研究所 飼料研究室 室長 鶴田 克之

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事例研究報告 「飼料用米の流通・保管における取組みについて」

(東京都) 太陽工業株式会社 物流システムカンパニー新規事業営業課 課長 西村 哲

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休憩 (昼食・展示・試食)


第2部 耕畜消の連携で飼料用米の普及を図ろう


基調講演 「飼料用米の利活用について」

農林水産省生産局畜産部飼料課 課長 富田 育稔

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事例報告 「コープあいちにおける飼料用米給餌生産品の実践報告」

(愛知県) 生活協同組合コープあいち 佐野 文昭

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事例報告 「おかやまコープにおける飼料用米給餌生産品の実践報告」

岡山県) 生活協同組合おかやまコープ 商品企画本部 課長 山本 真路

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事例報告 「東都生協における飼料用米給餌生産品の実践報告」

(東京都) 東都生活協同組合 食品第一グループ 担当 小俣 徹

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事例報告 「JA加美よつば農協における飼料用米カントリーエレベーターの活用」

(宮城県) JA加美よつば農業協同組合 営農販売部 農産振興課 課長 今野 仁一

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特別講演 「食の自給率向上と安全保障」

東京大学大学院 国際環境経済学研究室 教授 鈴木 宣弘

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総括質疑応答      総合司会 若狹良治(理事・事務局長、NPO未来舎 副理事長)



開会のご挨拶

                          2016年(平成28年)3月11日

           一般社団法人 日本飼料用米振興協会

             理事長  海老澤 惠子(中野区消費者団体連絡会)

             副理事長 加藤 好一(生活クラブ事業連合生活協同組合連合会)

             理事   木村 友二郎(木徳神糧株式会社)

             理事   谷  清司(全国農業協同組合連合会)

             理事   信岡 誠治(東京農業大学)

             理事   遠藤 和生(エコフィード)

             理事   若狭 良治(NPO未来社)

             監事   遠藤 雄士(全国農業協同組合連合会)


 一般社団法人日本飼料用米振興協会のシンポジウムにご参加いただきありがとうございます。

 2007年の輸入飼料の国際的高騰による畜産パニックをきっかけに、生産者・消費者・学者が一堂に会して2008年に「畜産大パニック学習会」を開き、多収穫米普及連絡会の活動につながりました。 以来、毎年シンポジウムを開催してきましたが、一昨年(2014年)4月に一般社団法人日本飼料用米振興協会として法人化し、その2回目、通算9回目のシンポジウムとなります。

 昨年も3月にこの東京大学農学部の教室をお借りして180名の方々のご参加によるシンポジウムを開催しましたが、そこでは飼料用米をさらに普及させるにあたっての、国の制度及び生産、流通、保管などについての現状と課題が浮き彫りにされました。

 日本飼料用米振興協会としては、いろいろな方面からの問題提起や情報交換のできる場となること、そして行政ではやれないこと、行政に要望すること、行政と協力してやっていくことなどを協会の活動として具体的な形にして実行できるよう、努めていく所存です。

 また国の農業施策においても、2008年当初から7〜8年経つ間に情勢の変化とともに動きがありました。飼料用米生産について作付面積当たりの定額補助から「生産量に応じた交付金」が導入されるようになり、さらに今年は「飼料用米生産コスト削減マニュアル」も作成されて、いよいよ国も飼料用米普及の支援に本腰をいれて取り掛かるようになっています。そして私共の日本飼料用米振興協会の存在意義も大きくなってきたように思われます。

 まだまだ活動の在り方については模索の状態でありますが、本日お集まりの皆さまをはじめ、より多くの方々に会員になっていただき、足腰の強い活動に発展できれば大変ありがたく存じます。ぜひとも今後のご支援よろしくお願い申し上げます。

 本日3月11日は、2011年の東日本大震災と福島第一原子力発電所の事故から丁度5年目に当たる日です。あの大災害によって大規模な日本の国土と美しい自然が失われました。そこで長年暮らしていた人々、農業や畜産業を営んでいた人々の生活と人生が奪われました。一端壊れてしまった農地はいくら除染しても、短期間に元に戻すことはほとんど不可能であり、あらためて私たちは我が国の国土がいかに大切なものであるかを思い知らされました。

 主食用米の消費が減って、主食用米の生産が減り、今後、外国から農作物の輸入が増えていったら日本の農業は衰退し、この豊かな稔りを生みだす農地や水田が消えていってしまうのではないかという危機感をもちます。飼料用米の増産・普及はこのような問題を克服するための、実に有効な手だてだと思います。

 まさに水田を有効に利活用する道として、今後の安定的に飼料用米の生産と普及が進むよう、様々な課題を出し合い、一つ一つそれらをクリアーできるように皆さまと共に考えていきたいと思います。

 本日のシンポジウムが活動を前進させるために大いに意義あるものとなるよう期待しております。


連帯のご挨拶
 日本生活協同組合連合会 総合運営本部 大本 隆史 本部長

 ご来場の皆さまにおかれましては、日頃より全国の生協が、事業や地域の諸活動において、大変お世話になっております。この場をお借りまして厚く御礼申し上げます。シンポジウムの開会にあたり、一言、連帯のご挨拶を申し上げます。

 本日、3月11日、東日本大震災の発災より5年が経ちました。また、昨年は茨城県での豪雨などの自然災害に見舞われました。こうした災害に対し、被災地の皆様はもとより、全国の協同組合をあげた復興・支援の取り組みに尽力されておられることに、心から敬意を表します。

 今後も復興に向けて皆様と力をあわせ、被災地のことを忘れない・風化させない取り組みを続けるとともに、風評被害の防止に取り組み、積極的に被災地の農水産物を取り扱うことで、福島をはじめとした被災地の復興・支援に全力を挙げてまいりたいと思います。

 また、私事ですが、5年前まで、この東京大学消費生協の専務理事をしておりました。その意味合いから、今回のシンポジウムを当地で開催いただき、さらに懇親会で東大生協の農学部学生食堂をご使用いただくことに感謝申し上げます。

 さて、我が国の耕作放棄地の面積は、高齢による離農の増加などに伴って拡大しております。

 010年には、約40万ha(ヘクタール)が耕作放棄地となっており、滋賀県ひとつ分の規模であると言われております。とりわけ、中山間地域などにおける農業の衰退は深刻な状況にあります。これらにともない、農業とともにある地域社会は疲弊しています。私たちは、国内の農業の衰退に危機感を持って日々の事業や活動に取り組み、農業の発展と持続可能な地域社会づくりの両面を同時に追求していくことが、今まさに求められていると受け止めております。

 国内の農業、とりわけ水田は、地域の環境保全や景観維持、生物多様性の保全など、多面的な機能を持っており、地域社会に重要な役割を果たしています。一度放棄してしまった農地を、再び水田に戻すことは、容易ではありません。飼料用米の取り組みは、国内の自給率の向上だけでなく、我が国の水田・地域を維持していくための重要な取り組みとなっております。

 全国の生協は、飼料用米の取り組みを含む産直事業を、生協事業の重要な柱として位置づけ、取り組みを進めてまいりました。飼料用米の給餌数量は、全国で2万7,000トンを超え、ここ数年で大きく増加しております。飼料用米を使った商品は、生協の組合員にも大変好評をいただいております。

 また、地域の農業は、消費者の「交流」「学び」「体験」の大切な場となっています。農業から遠く離れてくらしている都市部の消費者にとっても、自然の豊かさを感じ、農業や生き物の大切さを理解するなど、「食と農」をつなぐ取り組みは、豊かなくらしの実現に大きく寄与しています。

 地域とともにある生協は、今後も、飼料用米の生産量の確保、作付面積の確保、販路の拡大、コストの削減、組合員の認知度の向上などの取り組みを通じて、飼料用米をさらに推進してまいります。

 こうした取り組みには、政府の皆さまのご協力も不可欠です。今後とも飼料用米への取り組みをご理解いただき、息の長い支援の継続をお願いいたします。

 日本の農業の発展と地域社会づくりにおいては、各協同組合組織間の協同がきわめて重要です。

 2012年の国際協同組合年を踏まえ、広がりをみせる協同組合同士の連携から、今後もお互いの「顔が見える関係」を大切にし、よりよい地域社会づくりに向けて、一層の協力関係を作り上げていきましょう。そして、「次代へつなぐ協同」で掲げられた「持続可能な農業の実現」、「豊かでくらしやすい地域社会の実現」、「協同組合としての役割発揮」の実践を、生協もともに取り組んでまいります。

 飼料用米をはじめとした地域社会づくりの取り組みが、地域の人々のくらしをより豊かにし、そして日本の農業を強めていくことを誓い合って、ご挨拶とさせていただきます。


閉会の挨拶

            一般社団法人日本飼料用米振興協会

 副理事長 加藤 好一

(生活クラブ事業連合生活協同組合連合会 会長)


 飼料用米生産の定着をさらに促進してまいりましょう!

 本日は、振興協会の「シンポジウム2016」にご参加いただき誠にありがとうございました。

 さて、この「飼料用米普及のためのこのシンポジウム」も、通算第9回という回を重ねてきました。 この間、当協会とこのシンポジウムをご支援いただいた、多くの皆様方にまずは感謝申し上げます。

 昨年は、飼料用米が大躍進し、大増産となりました。 このこと自体は極めて喜ばしいことと考えておりますが、とりまく情勢は厳しく、生産者は先行き不透明な不安を抱えていることと思います。  私は主食用米生産の経営が成り立ってこその飼料用米生産という主張を長年してまいりましたが、今現在、とにかくここが揺らいでいると思います。

 主食用米の消費量も確実に減ってきています。

 生産現場の高齢化も著しく進行している実態もあります。

 加えてTPP(環太平洋連携協定)という大津波が襲ってくる気配が強まっております。

 とはいえ、日本の稲作の現状を思う時、飼料用米生産は未来に向けた数少ない希望であります。

これをなんとしても日本の稲作において本作化し、飼料用米が配合飼料原料の主原料になる時代をつくっていかなければならないと考える次第です。

 @ 生産者の先行き不透明な不安と述べましたが、その最大のものは飼料用米の助成制度の永続性ということでありましょう。これを法制化などを含めて裏づける努力。これがまず最重要な課題であろうと考えます。

 A これに関連して重要な課題がございます。 農林水産省は飼料用米を110万dまで増産していくという。そうなると昨年の倍の量となり、今でさえいろいろ問題が山積しております「流通・保管の問題」が限界になることが予想されます。施設などの設備投資が必要となるはずですが、そうなると飼料用米の助成を含めた永続性が担保されなくてはどうにもなりません。 

 B 飼料用米を飼料原料として確実に定着させていくためには、畜産生産者がこれを確実に飼料とすることが欠かせません。ここの仕組みやインセンティブなどについて検討することも重要な課題となるでしょう。

 C 飼料用米の多収化努力を推進しなければなりません。全国各地に様々この努力が進んでいるとお聞きします。こうした各地のチャレンジの情報を集約し、優良なチャレンジについて紹介し、共有すること。

 どれも大きな課題です。もちろん当会だけでどうにかなるものでもなく、全国の関係者のみなさんのご支援・ご協力をたまわりながら、ぜひとも飼料用米生産の定着・振興に向けてともにがんばってまいりましょう。


大本隆史 様

富田育稔 様

信岡誠治 様

  

     今城健晴 様

   

     遠藤雄士 様

     

      武田昌之 様

  

      間倉未奈 様

鶴田克之 様

   

     西村 哲 様

佐野文昭 様

小俣 徹 様

今野仁一 様

   

   山本真路 様

  

   鈴木宣弘 様

  

   加藤好一 様

   

       会場風景                  農文協の書籍販売

   

    

                       展示の説明 武田さん、久間倉さん

  

     東農大の学生による試食説明                 試食風景

 

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実施案内



参加募集は、今年(平成29年5月1日から
行います。



開催予告

第4回(通算第11回)
飼料用米を活かす
日本型循環畜産推進交流集会

平成29年度飼料用米多収量日本一表彰式・
飼料用米普及のためのシンポジウム2018
は2018年3月9日に開催する予定です。

開催会場
東京大学 弥生講堂(一条ホール)

開催日時
2018年3月19日(金)
 時間は未定 (検討しています9
シンポジウム
展示・試食会
飼料用米多収日本一表彰式


意見/情報交換懇親会
 17:30〜19:00(予定)
(希望者有料 3,500円)
会場:東京大学消費生活協同組合
    農学部食堂

お問い合わせ、ご意見を
下記のメールアドレスに
お願いします。

postmaster@j-fra.or.jp