毎月5日、20日発行
平成6年10月28日
第三種郵便物認可
発行所
(株)アド・バンクセンター
〒101-0046東京都千代田区神田多町2−5
電 話 03(3256)5432
FAX 03(3256)5434
http://www.seikyo-net.co.jp/
購読料年間22,330円(送料込・税別)
マッチングと品種改良が課題
コープネットが取り組み報告
具体的な事例として、コープみらい・コープネット事業連合の執行役員、小林新治氏が「コープネットグループにおける『お米育ち豚』プロジェクトの実践報告」、高秀牧場・代表取締役の高橋賢二氏が「耕畜連携による自給飼料増産の取り組み?水田フル活用を目指して」――の取り組みを紹介した。
小林氏は、飼料米に取り組む意義や岩手での具体的な事例(JAいわて花巻)、組合員との田植えや稲刈りなどの交流について話し、お米育ち豚は2014年度で年間4万頭を肥育し、宅配で9億円、店舗で5億8000万円を販売。15年度計画では、宅配・店舗とも10億円の販売を予定しているという。
今後の普及への課題では、大手量販店での取り扱いが少ないことや、安定生産に向けた飼料米の多収品種の開発、保管施設の低コスト化、稲作農家と畜産農家の需要と供給のマッチング、助成金のあり方――など様々な問題が話し合われた。